レシートやポイントカードに埋もれた“汚財布”時代を経て、ようやくたどり着いた「私らしい」財布との付き合い方。長い長い財布漂流記を終えた今、手の中にあるのは少し風変わりな、それでいて心からしっくりくる相棒たち。
今回は、そんな私の貴重品ケースの中身4点——まもなく5年目を迎える愛用品をご紹介。

それでは、ナンバリングに沿ってひとつずつ。

① キーケース
自宅の鍵を2本IN。かつてはキーホルダー派だったけれど、可愛すぎるこのケースに出会ってからは一途にこれひとつ。出番がない日はないほど、手に馴染んだニクいやつ。
② コインケース
以前はファスナー付き財布に小銭を入れていたけれど、傷みが早く感じて独立させることに。今日の中身は501円。真四角なフォルムが愛らしく、小さな存在感を放っている。
③ 名刺入れ
その名の通り名刺を収めているが、ポケット部分にはサブのクレジットカードも。ただ、ほとんど出番がないので「もう家に置いておいてもいいかも…」と、今まさに思い始めているところ。
④ パスポートケース(財布)
おそらく、これが一番意外に映るアイテム。
留学時代、絶対に失くせなかったパスポートを中心にしたらどうだろう?——そんな発想から始まったこのスタイルが、意外にも快適!長財布ほど大きすぎず、ミニ財布ほど分厚くない。ポケットにもギリギリ収まる絶妙なサイズ感。
普段は中央に数千円程度のお札を挟み、ポケットにはマイナンバーカード、運転免許証、メインのクレジットカード、キャッシュカード、そして歯医者の診察券をIN。

↑ お札を入れるとこんな感じ。残金もひと目でわかるのがうれしいポイント。
そして、ケースはバッグの中身紹介でも触れた100均のメッシュポーチ。ちょっとそこまでの買い物なら、エコバッグにこれだけ放り込めば身軽に出かけられる。
そして少しだけ、小噺を。
「もうこれで財布探しを終わらせたい」と思っていた4年前。偶然オンラインで見つけたのは、大好きな色・無地・同素材で複数アイテムを展開していたお店。クレカのポイントがちょうど貯まっていた2021年11月25日、その4点を、なんと総額500円(!)で手に入れた。
そんな“おトクすぎる”出会いだったけれど、大切に使い続けているからこそ、今も汚れやほつれはほとんどなし。もしお店がまだ残っていたら、次も同じラインで揃えたいと思うほど、愛着が深まっている。
パスポートケースを財布に——という選択は少数派かもしれない。でも、暮らしを自分らしく最適化していった結果としてのこの形に、今は満足している。
キャッシュレス全盛の今、お財布のあり方は誰にとっても“過渡期”なのかもしれない。
この小さな試みが、あなたの快適な毎日に、少しでもヒントを与えられたなら嬉しく思う。