人生で今が一番経済的なのに、自分史上最高に肌の調子がいいのは、何かの魔法?ううん、それはきっと、大人の私が”引き算”の重要性を知ったから。
今回は、33歳ミニマリストの私が、迷いなく心地よく過ごすための秘訣を紹介する。特別なことは何ひとつしていない。けれど、もしかしたらそれこそが美の近道なのかもしれない。
スキンケアアイテム・基本の3つ

↑現在愛用中のアイテムたち。どれもドラッグストアでお手頃価格のライン。選ぶ基準は“好みの色か香り”という、いたって感覚的なもの。
肌が荒れず、最低限の保湿ができればそれで充分。けれど、そのシンプルな真理に辿り着くまでには紆余曲折を経た。20代の頃、背伸びして使った高級クリームは、むしろ肌に合わず落ち込む日々を招いた。あの経験があったからこそ、“引き算スタイル”に行き着いたのだと思う。そんな現在のスキンケアは、驚くほどミニマル。化粧水・乳液・シートマスク、以上!
化粧水と乳液は、朝ぬるま湯で洗顔したあとに軽くつけるだけ。そしてシートマスクは、某日本人タレントが「安くてもいいから、毎日使ってほしい」と提唱しており、半信半疑で続けたところ、本当に肌が見違えるように変わった。※1
ちなみにスキンケアアイテムについては、歳を重ねて余暇が増えたら自作したいという密かな夢も♡
コスメポーチの中身・全9アイテム

あまりのコンパクトさに、コスメ(?)なアイテムまで仲間入りしているが、それもまたご愛嬌。
ここからは、なんとなくいつもの使用順でご紹介。※価格は購入当時
- 折りたたみコーム(100均)
バッグの中身でも出てきたこちらは、メイクポーチにも。 - 日焼け止め(iHerb / ¥2,289)
その名も“thinkbaby”。赤ちゃんの肌にも使えるやさしさで、下地代わりに愛用中。ファンデーションをやめたきっかけは、コロナ禍。白いマスクがベージュに染まるのが嫌で潔く手放した結果、肌本来の呼吸を取り戻せた気がした。少し硬めのテクスチャーでしっかり密着し、自然な透明感を叶えてくれる――早くも5年、この一本だけ。どうにかして廃盤だけは避けてほしい。 - ノーセバム マイルドパウダー(CICA / ¥750)
さらさらとした質感なら何でもOK!イニスフリーやiHerbのものを使ったこともあるけれど、このサイズ感がポーチにぴったり。 - デザイニングアイブロウ3D(KATE / ¥1,210)
もはや定番。何度もリピートしてきたが、他を試そうと思ったことがないほど信頼している一本。色はEX-7、オリーブグレー系を愛用。 - ライティングアップアイシャドウ(CEZANNE / ¥693)
02・ペタルピンクを使用中。果実のようにみずみずしく、どんなシーンにも馴染む万能カラー。左の明るい色をアイホールに、中央のカラーを二重幅に――それだけで完成する時短パレット。 - パウダーチークス P05 クラッシーモーヴピンク(CANMAKE / ¥660)
頬骨の高い位置、鼻先、顎先にふわりとひと刷け。血色という名の幸福感をプラスする。 - モイスチャーリップ(NIVEA / ¥300)
無香料で塗り心地抜群。正直、パッケージが青ければ何でもいいのかもしれないけれど…。 - ジューシーラスティングティント(rom&nd / ¥1,200)
塗った時のカラーも最高だけれど、ロムアンドのリップティントはどれも香りがすごくいい!これも何本使い切ったことやら。 - ジル バイ ジルスチュアート オード トワレ(JILL by JILLSTUART / ¥2,750)
休日やお出かけに纏う、永遠のフェミニン。長年変わらず愛している香りでありながら、今のポーチで最も高価なアイテムという事実に思わず笑ってしまう。

↑頼れる相棒。何本リピートしたか分からないほど。新旧どちらのパッケージも愛おしい。

↑9点すべてが収まるポーチは、歯ブラシケースとお揃いで100均にて。汚れたら洗えて中が見渡せる、頼れる名脇役。
こんなにスリムなラインナップでも、持ち歩くのは最小限。外出時のメイク直しは、色付きリップ1本で完結する。
よく言えば一途、悪く言えばものぐさ。けれど、この潔さこそ、身軽な今の私らしいミニマリズムのかたち。
“少数精鋭・シンプルイズベスト”を地で行く私のコスメポーチ。次のアップデートは、まだまだ先になりそうである。
※1 肌荒れの症状によっては、皮膚科医の診断・治療が必要な場合もある。無理に自己流で試さず、医師の指示を仰いでほしい。