——海外生活も見据えた、“黒”で揃える私のフットウェア哲学

旅の途中でも、日常の延長でも。私の靴選びの基準はただひとつ——どこにいても“買い替えがきく”こと。再び海外へ暮らしの拠点を移すことを前提に、ある程度の先進国で店舗展開のあるブランドを選び、気に入ったら迷わず同じ型をリピート。
そして、もうひとつの揺るがないこだわり:色は“黒”一択。かつてどこかで目にした「黒い靴は黒いボトムスとつながり、脚を長く見せる」という情報に心を射抜かれて以来、ずっと実践している。実際、全身のバランスが引き締まり、気持ちまで凛とする気がする。
サイズは25〜25.5cm。日本人女性としてはやや大きめの足だから、メンズサイズにも臆せず手を伸ばす。優先順位のトップは、いつだって“快適さ”と“機能性”だ。
1. パンプス(プーマ ヨンギ フラット)

黒のパンプスは、気づけばずっとワードローブの常連。これまではアパレルブランドで“とりあえず”買っては履き潰すスタイルだったけれど、立ちっぱなしになることの多いシーンでは限界を感じていた。
そこで思い切って、買い替えのタイミングでスポーツブランドへスイッチ。結果は大正解!シンプルながらもどんなシーンにもフィットし、底のクッションは想像以上の快適さ。
世界各地で同モデルが手に入るかは未知数だけれど、日本にいる今、この一足で十分。
2. スニーカー(ナイキ レボリューション イージーオン)

先代のオールブラック・New Balance RCVRYは、文字通り穴が開くまで愛用。リデザインされてしまい泣く泣く別れを告げ、靴紐の煩わしさを避けてスリッポンタイプを探した末に出会ったのが、このモデル。
学生時代ぶりのナイキは、やっぱり裏切らない。軽やかな履き心地に抜群のクッション性。軽い登山程度ならこれで十分。“とにかく歩く”日常だからこそ、スニーカーは私にとって消耗品のような存在だ。
3. ショートレインブーツ(ノーブランド)

オンラインで見つけた、サイドゴアタイプのショートレインブーツ。ノーブランドとはいえ、こういう靴はサイズさえ合えばどこにでもある。軽快に歩けるうえ、厚手の靴下を合わせても余裕があるフィット感がうれしい。
そして何より——丸洗いできる、という事実が最高!もし壊れても、迷わず同型をリピートするつもり。
4. ロングレインブーツ(ノーブランド)

“本気の雪国”仕様。日常での出番は限られているけれど、今の暮らしには欠かせない存在。
デザイン性も高く、冷え込む日はブーツ代わりにも活躍してくれる。真冬限定のゲスト枠として、シーズンが終われば休暇入り。次の移住先によっては実家に預けるかもしれないけれど——それでも、この美しいシルエットには特別な愛着がある。
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現時点での“靴事情”はこんなところ。またアップデートがあれば、その足跡をここに綴りたいと思う。どうか皆さんも、自分らしいリズムで“軽やかなウォーキングライフ”を!